学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §12 心肺蘇生法(救急法) / QJ33P054
理由で解く 柔道整復師
除細動を行った直後は、脈の確認を挟まずにただちに胸骨圧迫を再開します。1分間蘇生を休止するという手順はありません。
心停止の転帰を左右するのは、冠動脈と脳へどれだけ血液を送れたかです。胸骨圧迫を中断すると冠灌流圧は数秒でほぼゼロまで低下し、再開しても元の水準に戻るまでに何回もの圧迫が必要になります。さらに、電気ショックの直後は心筋が気絶した状態にあり、たとえ心電図上のリズムが戻っても有効な拍出はすぐには得られません。だから脈の確認に時間を使うより、圧迫を続けるほうが有利です。除細動後はただちに胸骨圧迫を再開し、2分間のCPRを行ってからリズムを再評価する、という流れが標準です。
| 項目 | 成人の基準 |
|---|---|
| 圧迫部位 | 胸骨の下半分(両乳頭線の中央が目安) |
| 速さ | 100〜120回/分 |
| 深さ | 約5cm(6cmを超えない) |
| 圧迫の解除 | 毎回完全に胸を元へ戻す |
| 中断時間 | 10秒以内 |
| 除細動後 | ただちに圧迫再開、2分後にリズム再評価 |
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