学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §17 主要な疾患 膠原病 / QJ33P039
理由で解く 柔道整復師
関節リウマチは滑膜の慢性炎症から始まる全身性の自己免疫疾患で、1時間以上続く朝のこわばりが代表的な症状です。正答は4です。
関節リウマチでは滑膜に慢性の炎症が起こり、増殖した滑膜組織(パンヌス)が関節軟骨と骨を内側から破壊していきます。侵されるのは手指の近位指節間関節・中手指節関節、手関節、足の中足趾節関節などで、左右対称性・多関節性に進行するのが特徴です。X線では骨びらん(erosion)、関節裂隙の狭小化、傍関節性の骨萎縮がみられ、進行するとスワンネック変形・ボタン穴変形・尺側偏位といった特有の変形を生じます。血液検査ではリウマトイド因子や抗CCP抗体の陽性、CRP・赤沈の上昇が手がかりになります。関節以外にも皮下結節、間質性肺炎、貧血などの全身症状を伴い、中年女性に好発します。
| 項目 | 関節リウマチ | 変形性関節症 |
|---|---|---|
| 本態 | 滑膜の慢性炎症(自己免疫) | 関節軟骨の変性・摩耗(非炎症性が主体) |
| 手の好発関節 | PIP・MP関節、手関節 | DIP関節(ヘバーデン結節)、母指CM関節 |
| 左右差 | 左右対称性・多関節性 | 非対称・荷重関節に偏る |
| 朝のこわばり | 1時間以上続く | 数分〜30分以内で消える |
| X線所見 | 骨びらん、関節裂隙狭小化、骨萎縮 | 骨棘形成、軟骨下骨硬化、関節裂隙狭小化 |
| 全身症状 | 微熱・倦怠感・貧血・皮下結節など | 原則なし |
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