学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §16 主要な疾患 内分泌・代謝疾患 / QJ33P033
理由で解く 柔道整復師
副腎皮質からコルチゾールが過剰に分泌されるクッシング症候群では、中心性肥満をはじめとする特徴的な体型変化が現れる。
コルチゾールは脂肪の「分布」を変えるホルモンである。四肢の皮下脂肪は分解される一方、体幹・顔面・頸背部には脂肪が蓄積するため、手足は細いのに体幹が太い中心性肥満、満月様顔貌(ムーンフェイス)、水牛様脂肪沈着(バッファローハンプ)という組合せになる。さらに蛋白異化により皮膚が薄くなって赤紫色の皮膚線条や皮下出血をきたし、近位筋の筋力低下も加わる。高血糖・高血圧・骨粗鬆症も合併しやすい。内分泌の問題は「そのホルモンの作用を思い出して逆算する」のが最短ルートになる。
| 疾患 | ホルモンの異常 | 体重・体型 |
|---|---|---|
| クッシング症候群 | コルチゾール過剰 | 中心性肥満、満月様顔貌、水牛様脂肪沈着 |
| アジソン病 | 副腎皮質ホルモン不足 | 体重減少、色素沈着、低血圧 |
| 褐色細胞腫 | カテコールアミン過剰 | 体重減少、発作性高血圧・頭痛・発汗 |
| 先端巨大症 | 成長ホルモン過剰 | 末端の肥大。脂肪蓄積型の肥満ではない |
| 甲状腺機能亢進症 | 甲状腺ホルモン過剰 | 食欲があるのに体重減少 |
| 甲状腺機能低下症 | 甲状腺ホルモン不足 | 体重増加、粘液水腫 |
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