学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §3 感染症 / QJ33P009
理由で解く 柔道整復師
再興感染症とは、いったん制圧に近づいたのに再び増加してきた感染症のこと。代表が結核なので、答えは1。
新興感染症は、ここ数十年のあいだに新たに認識された感染症で、エボラ出血熱、HIV感染症、SARS、MERS、新型コロナウイルス感染症、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病、腸管出血性大腸菌O157感染症などが含まれる。一方、再興感染症は、かつて大きな健康問題であったが公衆衛生対策や治療法の進歩で減少したのに、薬剤耐性菌の出現、対策の緩み、人口移動やグローバル化、免疫が低下した高齢者の増加などによって再び問題化したものを指し、結核、マラリア、デング熱、ジフテリア、百日咳、狂犬病などが挙げられる。我が国の結核は1950年(昭和25年)まで死因の第1位であったが、1951年(昭和26年)に脳血管疾患に抜かれて第2位となり、その後は化学療法の普及と結核対策によって患者数・死亡数が激減した。ところが1997年に新規登録患者数と罹患率が38年ぶりに増加へ転じ、1999年(平成11年)には「結核緊急事態宣言」が出された経緯があり、再興感染症の典型例として扱われる。1997年の増加への転換と1999年の宣言は別の出来事なので、年号を混同しないこと。現在は罹患率が人口10万対10を下回り低まん延国となったが、高齢者や外国出生者での発生への対応が続く課題である。
| 区分 | 定義 | 代表例 |
|---|---|---|
| 新興感染症 | 近年新たに認識され、公衆衛生上の問題となった感染症 | エボラ出血熱、HIV感染症、SARS、MERS、新型コロナウイルス感染症、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病、腸管出血性大腸菌O157感染症 |
| 再興感染症 | いったん減少したが再び増加・問題化した感染症 | 結核、マラリア、デング熱、ジフテリア、百日咳、狂犬病、ペスト |
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