学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §3 感染症 / QJ34P009
理由で解く 柔道整復師
4つのうち原虫が病原体であるのはマラリア(マラリア原虫)である。カンジダは真菌、リケッチアとクラミジアはいずれも細菌に分類される。
病原体は細胞の作りで大きく整理できる。原虫と真菌は核膜をもつ真核生物で、細菌は核膜をもたない原核生物、ウイルスは細胞構造をもたない。原虫は単細胞の真核生物で、複雑な生活環をもつものが多い。マラリア原虫はハマダラカの吸血によってヒトに入り、まず肝細胞で増えたのち赤血球に侵入して増殖し、赤血球の破壊に一致して周期的な発熱発作を起こす。一方、リケッチアとクラミジアは細胞壁をもち二分裂で増える細菌でありながら、エネルギー代謝の一部を宿主に依存するため生きた細胞の中でしか増殖できない偏性細胞内寄生菌である。細胞壁をもたないマイコプラズマとあわせて「性質が特殊な細菌」として一括りに覚えておくと、分類問題で迷いにくい。
| 病原体 | 分類 | 核膜 | 代表的な疾患 |
|---|---|---|---|
| マラリア原虫 | 原虫 | あり(真核) | マラリア(ハマダラカ媒介) |
| カンジダ | 真菌 | あり(真核) | 口腔・食道・腟カンジダ症、深在性真菌症 |
| リケッチア | 細菌(偏性細胞内寄生) | なし(原核) | ツツガムシ病、日本紅斑熱、発疹チフス |
| クラミジア | 細菌(偏性細胞内寄生) | なし(原核) | 性器クラミジア感染症、トラコーマ、オウム病 |
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