学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §3 循環 / QJ33A098
理由で解く 柔道整復師
動脈圧を感知する圧受容器は頸動脈洞と大動脈弓に存在する。選択肢では頸動脈洞が該当する。
頸動脈洞は、総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれるあたりのわずかな膨らみで、血管壁の伸展を感じ取る圧受容器が分布している。ここからの情報は舌咽神経を通って(大動脈弓の圧受容器からは迷走神経を通って)延髄の心臓血管中枢へ届く。血圧が低下すると血管壁の伸びが減り、圧受容器からの求心性インパルスが減少する。すると中枢は交感神経の活動を高め、迷走神経の活動を下げるので、心拍数と心収縮力が増し、末梢血管が収縮して血圧が元に戻る。これが圧受容器反射(頸動脈洞反射)で、急に立ち上がって一瞬ふらついてもすぐ回復するのはこの働きによる。なお、すぐ近くにある頸動脈小体は化学受容器で、動脈血の酸素分圧の低下や二酸化炭素・水素イオンの増加を感知し呼吸を調節する。名前が似ているので役割で区別しておきたい。
| 圧受容器 | 化学受容器 | |
|---|---|---|
| 場所 | 頸動脈洞、大動脈弓 | 頸動脈小体、大動脈小体 |
| 感知するもの | 血管壁の伸展(動脈血圧) | 酸素分圧の低下、二酸化炭素・水素イオンの増加 |
| 求心性神経 | 舌咽神経(頸動脈洞)/迷走神経(大動脈弓) | 舌咽神経(頸動脈小体)/迷走神経(大動脈小体) |
| おもな反応 | 心拍数・血管抵抗の調節 | 換気量の増加 |
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