学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §3 循環 / QJ33A096
理由で解く 柔道整復師
酸素は脂溶性の小さな分子で、毛細血管の内皮細胞の膜をそのまま通り抜け、分圧の差に従って間質へ単純拡散する。
毛細血管の壁を物質が越える道筋はいくつかある。酸素や二酸化炭素のような脂溶性のガスは内皮細胞の細胞膜を直接通過し、分圧の高い側から低い側へ単純拡散する。水・ブドウ糖・電解質などの水溶性の小分子は、内皮細胞どうしのすきま(細胞間隙)を通って移動する。これに対しアルブミンや免疫グロブリンといった血漿タンパク質は分子が大きく、通常の連続型毛細血管の壁をほとんど通れない。そのおかげで血管内に留まって膠質浸透圧を生み、静脈側で水を血管内へ引き戻す力になる。白血球はそもそも拡散する物質ではなく、炎症時に接着分子を介して内皮のすきまを能動的にすり抜ける(血管外遊走)。「何が、どうやって通るのか」を分子の大きさと脂溶性で整理しておくと、この種の問題は理屈で解ける。
| 物質 | 移動の仕組み | 通る場所 |
|---|---|---|
| 酸素・二酸化炭素 | 単純拡散 | 内皮細胞の細胞膜を直接通過 |
| 水・電解質・ブドウ糖 | 拡散・濾過 | 内皮細胞間のすきま |
| アルブミン・抗体 | ほとんど通過しない | 血管内に留まり膠質浸透圧を生む |
| 白血球 | 能動的な遊走 | 内皮のすきまをすり抜ける |
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