学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ33A091
理由で解く 柔道整復師
甲状腺ホルモンは全身の代謝を高めるホルモンで、基礎代謝を「上げる」。したがって1が誤りで、これが正答となる。
甲状腺の濾胞上皮細胞は、血中から取り込んだヨウ素をチログロブリンのチロシン残基に結合させ、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)を作る。分泌されるのはT4が大部分だが、標的細胞内で脱ヨウ素酵素によりT3に変換されてから核内受容体に結合するため、生理活性はT3のほうが数倍強い。作用は全身の細胞の酸素消費とエネルギー代謝を高めること、すなわち基礎代謝の亢進であり、体温上昇、心拍数増加、成長・発達の促進を伴う。分泌は視床下部のTRH、下垂体前葉のTSHで調節され、血中の甲状腺ホルモンが増えるとTRH・TSHが抑えられる負のフィードバックが働く。バセドウ病で暑がり・体重減少・頻脈が現れるのは代謝亢進の裏返しだと結びつけて覚えるとよい。
| サイロキシン(T4) | トリヨードサイロニン(T3) | |
|---|---|---|
| ヨウ素の数 | 4個 | 3個 |
| 分泌量 | 多い(大部分) | 少ない |
| 生理活性 | 弱い | 強い |
| 役割 | 末梢でT3に変換される前駆体的存在 | 核内受容体に結合して作用を発揮 |
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