学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ33A087
理由で解く 柔道整復師
選択肢の中で、なめらかな随意運動の調節と運動の学習に中心的に関わるのは大脳基底核である。
運動の指令そのものは大脳皮質運動野から出るが、その“出し方”を整えているのが大脳基底核と小脳である。大脳基底核(線条体・淡蒼球・視床下核・黒質など)は、大脳皮質→基底核→視床→大脳皮質というループを作り、必要な運動を通し、不要な運動を抑えることで、動作の開始・停止と力加減をなめらかにしている。さらに、繰り返し練習して身につく運動技能(手続き記憶)の形成にも深く関与する。このループが障害されると、パーキンソン病の動作緩慢・筋固縮や、ハンチントン病の不随意運動のように“滑らかさ”が失われる。なお運動の誤差修正やタイミング調整には小脳も不可欠だが、本問の選択肢には含まれていないため、与えられた4つの中で最も適切なものを選ぶ。
| 大脳基底核 | 小脳 | |
|---|---|---|
| 主な役割 | 運動の開始・抑制、力加減、運動プログラムの選択 | 運動の誤差修正、タイミング調整、協調と平衡 |
| 運動学習 | 手続き記憶の形成に関与 | 反復による運動の最適化に関与 |
| 代表的な障害 | パーキンソン病、ハンチントン病 | 運動失調、企図振戦、測定障害 |
| 症状の質 | 動きが出にくい/余分な動きが出る | 動きは出るが狙いが外れる・ぎこちない |
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