学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ33A085
理由で解く 柔道整復師
H波はIa群求心性線維の興奮が脊髄でα運動ニューロンに乗り換えて生じる反射性の応答である。脊髄が介在する点が最大の特徴。
末梢神経を電気刺激すると、記録される筋の応答は2種類ある。刺激が運動線維を直接下行して筋に届いて生じるのがM波。もう一つが、Ia群求心性線維を上行した興奮が後根から脊髄に入り、単シナプス性にα運動ニューロンを興奮させ、前根を通って筋に戻ってくるH波(ホフマン反射)である。脊髄をぐるりと回る分だけ経路が長いので、H波の潜時はM波より長い。刺激強度を上げていくと、まず閾値の低い太いIa線維が興奮してH波が現れ、さらに強くするとM波が増大する一方、運動線維を逆行する興奮が反射性インパルスと衝突してH波はかえって減弱・消失する。要するにH波は「伸張反射の脊髄回路を電気刺激で再現した検査」だと理解しておくと、選択肢の正誤をその場で導き出せる。
| M波 | H波 | |
|---|---|---|
| 経路 | 運動線維を直接下行して筋へ | Ia線維→脊髄→α運動ニューロン→筋 |
| 脊髄の介在 | なし | あり(単シナプス反射) |
| 潜時 | 短い | 長い |
| 出現する刺激強度 | 比較的強い刺激から | 弱い刺激から |
| 強い刺激での変化 | 増大し最大値で頭打ち | 減弱・消失 |
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