学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ33A083
理由で解く 柔道整復師
中枢神経系を代表する抑制性の神経伝達物質はガンマアミノ酪酸(GABA)である。
伝達物質が興奮性か抑制性かは、結合した受容体がどのイオンチャネルを開くかで決まる。GABAがGABA_A受容体に結合すると塩化物イオン(Cl-)チャネルが開き、Cl-が細胞内へ流入して膜電位が過分極する。これが抑制性シナプス後電位(IPSP)で、そのニューロンは活動電位を発生しにくくなる。脊髄ではグリシンが同じ役割を担い、レンショウ細胞による反回抑制などに関与する。逆にナトリウムチャネルを開いて脱分極(EPSP)を起こす代表がグルタミン酸である。「興奮=グルタミン酸、抑制=GABA(脳)/グリシン(脊髄)」と対にして覚えると、この型の問題は確実に取れる。
| 伝達物質 | 主な分布 | 作用 |
|---|---|---|
| グルタミン酸 | 中枢神経全般 | 興奮性(Na+流入・EPSP) |
| GABA | 脳(大脳・小脳など) | 抑制性(Cl-流入・IPSP) |
| グリシン | 脊髄・脳幹 | 抑制性(Cl-流入・IPSP) |
| アセチルコリン | 神経筋接合部、自律神経節、副交感神経終末 | 骨格筋では興奮性(部位により抑制的作用も) |
| ノルアドレナリン | 交感神経節後線維、青斑核 | 受容体の型により興奮性・抑制性 |
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