学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §11 体表解剖 / QJ33A079
理由で解く 柔道整復師
三角筋胸筋溝を上行するのは橈側皮静脈である。正解は2。
三角筋胸筋溝は、三角筋の前縁と大胸筋の上外側縁の間にできる細い溝で、上端は鎖骨の下でやや広がって三角筋胸筋三角(鎖骨下窩、モーレンハイム窩)となる。橈側皮静脈は手背の橈側から始まり、前腕橈側・上腕外側の皮下を上行してこの溝に入り、鎖骨胸筋筋膜を貫いて深部の腋窩静脈に注ぐ。同じ溝を胸肩峰動脈の三角筋枝が走る。上肢の皮静脈は「橈側は外側を上って三角筋胸筋溝から腋窩静脈へ、尺側は内側を上って上腕の途中で深部に入る」という左右対の走行で覚えると、名称と経路が一致する。なお肘窩では両者が肘正中皮静脈で連絡し、採血部位としてよく用いられる。
| 静脈 | 走行 | 注ぎ先 |
|---|---|---|
| 橈側皮静脈 | 前腕橈側 → 上腕外側 → 三角筋胸筋溝 → 鎖骨胸筋筋膜を貫く | 腋窩静脈 |
| 尺側皮静脈 | 前腕尺側 → 上腕二頭筋内側溝 → 上腕中央で深部へ | 上腕静脈と合し腋窩静脈 |
| 上腕静脈 | 上腕動脈に伴行する深静脈 | 腋窩静脈 |
| 腕頭静脈 | 上縦隔(内頸静脈+鎖骨下静脈の合流) | 上大静脈 |
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