学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ33A075

理由で解く 柔道整復師

QJ33A075 解剖学

出典:第33回柔道整復師国家試験(2025)午前 問75
問題
筋皮神経の枝はどれか。
選択肢
1 後上腕皮神経
2 内側上腕皮神経
3 外側前腕皮神経
4 内側前腕皮神経
解答
正解3(外側前腕皮神経)
解説

筋皮神経の終枝が外側前腕皮神経である。正解は3。

筋皮神経(C5〜C7)は腕神経叢の外側神経束から起こり、烏口腕筋を貫いてから上腕二頭筋と上腕筋の間を外下方へ下る。上腕では烏口腕筋・上腕二頭筋・上腕筋という屈筋群を支配し、肘のあたりで上腕二頭筋腱の外側から皮下に現れ、それより末梢は感覚のみの外側前腕皮神経となって前腕外側(橈側)の皮膚に分布する。つまり筋皮神経は「上腕で筋、前腕で皮膚」という役割の切り替わりを持つ神経で、名前の「筋」と「皮」がそのまま走行の順序を示している。上腕の外側を通って前腕の外側へ抜けるルートを描ければ、名称と由来は自然につながる。

✓ 3. 正しい
外側前腕皮神経
筋皮神経が上腕の屈筋群を支配し終えたあと、肘部で皮下に出て名前を変えたものである。前腕外側(橈側)の皮膚感覚を担う。
✗ 1. 誤り
後上腕皮神経
橈骨神経から分かれ、上腕後面の皮膚に分布する。筋皮神経は上腕の前面(屈側)を通るため、後面の皮神経は出さない。
✗ 2. 誤り
内側上腕皮神経
腕神経叢の内側神経束から直接出る皮枝で、上腕内側の皮膚に分布する。肋間上腕神経(T2)と交通することが多い。
✗ 4. 誤り
内側前腕皮神経
同じく内側神経束からの直接枝で、前腕内側(尺側)の皮膚に分布する。名前が正答と対になっているので、「外側=筋皮神経由来、内側=内側神経束由来」と対比で覚える。
ポイント
  • 筋皮神経(C5〜C7)=腕神経叢外側神経束の枝。烏口腕筋を貫くのが特徴。
  • 支配筋は烏口腕筋・上腕二頭筋・上腕筋(上腕の屈筋群)。
  • 終枝が外側前腕皮神経で、前腕外側の皮膚感覚を担う。
  • 内側上腕皮神経・内側前腕皮神経は内側神経束からの直接枝。
  • 後上腕皮神経は橈骨神経の枝(上腕後面)。
比較表
皮神経由来分布
外側前腕皮神経筋皮神経の終枝前腕外側(橈側)
内側前腕皮神経腕神経叢 内側神経束前腕内側(尺側)
内側上腕皮神経腕神経叢 内側神経束上腕内側
後上腕皮神経橈骨神経上腕後面
上外側/下外側上腕皮神経腋窩神経/橈骨神経上腕外側
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