学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ33A071
理由で解く 柔道整復師
感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)は側頭葉、上側頭回の後部にある。言葉の音を意味として理解する領域である。
上側頭回の上面、外側溝(シルビウス裂)の底に隠れて聴覚野(横側頭回、ヘシュル回)があり、耳から入った音声情報はまずここに届く。その隣で音の並びを言葉として解釈するのがウェルニッケ野で、位置が聴覚野に接していること自体が機能の理由になっている。一方、話す動作を組み立てる運動性言語中枢(ブローカ野)は前頭葉の下前頭回にあり、口や喉を動かす一次運動野の直前に位置する。両者は弓状束という連合線維で結ばれ、聞いた言葉を理解して話す回路をつくる。言語中枢は多くの人で左半球(優位半球)に偏って存在するため、同じ部位の障害でも左右で症状の出方が異なる。ウェルニッケ野が障害されると、話し方は流暢なのに内容がまとまらず、言われたことの理解も悪い感覚性失語となる。
| ウェルニッケ野(感覚性) | ブローカ野(運動性) | |
|---|---|---|
| 部位 | 側頭葉・上側頭回後部 | 前頭葉・下前頭回 |
| 隣接する領域 | 聴覚野(横側頭回) | 一次運動野(中心前回の下部) |
| 働き | 聞いた言葉を意味として理解する | 話すための言語表出を組み立てる |
| 障害時の発話 | 流暢だが内容が意味をなさない | 非流暢でたどたどしい |
| 障害時の理解 | 不良 | 比較的保たれる |
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