学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §4 消化器系 / QJ33A062
理由で解く 柔道整復師
消化管の中で明瞭な括約筋(幽門括約筋)をもつのは胃で、正解は 1 である。
消化管の壁は内輪走筋と外縦走筋の2層の平滑筋からなるが、内容物の流れをせき止めて時間を稼ぎたい場所では、内輪走筋が局所的に厚くなって括約筋(弁)を形成する。胃では出口の幽門に幽門括約筋があり、胃液と混ざった粥状の内容物を少量ずつ十二指腸へ送り出すとともに、十二指腸内容の逆流を防いでいる。これに対し空腸・回腸や結腸の途中には、内容物を一定方向へ送り続ければよいため括約筋は存在せず、蠕動運動と分節運動で移動させる。消化管全体では、上部食道括約筋(横紋筋)、下部食道括約筋(主に機能的)、幽門括約筋、オッディ括約筋、回盲弁(回盲括約筋)、内肛門括約筋(平滑筋)と外肛門括約筋(横紋筋)が要所に置かれており、「止めておく必要がある場所にだけ弁がある」と理解するとよい。
| 括約筋 | 部位 | 筋の種類 | はたらき |
|---|---|---|---|
| 上部食道括約筋 | 咽頭と食道の境(輪状咽頭筋) | 横紋筋 | 空気の流入と逆流を防ぐ |
| 下部食道括約筋 | 食道と胃の境(噴門部) | 平滑筋(主に機能的) | 胃内容の食道逆流を防ぐ |
| 幽門括約筋 | 胃の出口 | 平滑筋 | 胃内容の排出調節と逆流防止 |
| オッディ括約筋 | 大十二指腸乳頭 | 平滑筋 | 胆汁・膵液の流出調節 |
| 回盲弁(回盲括約筋) | 回腸と盲腸の境 | 平滑筋 | 大腸内容の小腸への逆流防止 |
| 内肛門/外肛門括約筋 | 肛門管 | 平滑筋/横紋筋 | 排便の調節(不随意/随意) |
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