学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ33A039

理由で解く 柔道整復師

QJ33A039 必修問題

出典:第33回柔道整復師国家試験(2025)午前 問39
問題
巻軸包帯のサイズの組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 4 裂約10cm
2 5裂約7.5cm
3 6 裂約 6cm
4 8 裂約3.5cm
解答
正解3(6 裂約 6cm) または 4(8 裂約3.5cm) 〈複数正答:いずれも正解〉
解説

※本問は複数正答(厚生労働省が複数の選択肢を正解と認定)。選択肢 3/4 のいずれを選んでも正解。

本問は採点上「複数正解」の措置がとられ、3と4のいずれを選んでも正解とされました(措置の理由は「複数の選択肢が正解と考えられるため」)。巻軸包帯の幅は、元の晒の幅を裂いた数で割った値が目安になります。

巻軸包帯は、幅およそ33〜34cmの晒木綿を縦に裂いて作ります。したがって幅の目安は「34cm÷裂数」で求められ、2裂なら約17cm、3裂なら約11cm、4裂なら約8cm、5裂なら約6.5〜7cm、6裂なら約5.5〜6cm、8裂なら約4cmとなります。この計算則に照らすと、選択肢3の「6裂約6cm」は計算値(約5.7cm)とほぼ一致します。選択肢4の「8裂約3.5cm」は計算値(約4.3cm)より細い値ですが、成書によって記載値の丸め方に幅があり、本問は採点上「複数正解」の措置がとられて3・4のいずれも正解として扱われました(措置の理由は「複数の選択肢が正解と考えられるため」)。一方、選択肢1の「4裂約10cm」と選択肢2の「5裂約7.5cm」は、それぞれ計算値の約8cm・約6.8cmから一段太い裂数に相当する値で、組合せとして成立しません。学習上は、細かい数値を丸暗記するより「晒の幅約34cmを裂数で割る」という計算則を押さえ、そのうえで裂数が増えるほど幅が細くなり、細い包帯ほど手指や足趾など細い部位に用いるという部位との対応で理解しておくのが確実です。

✓ 3. 正しい(複数正解の一方)
6 裂約 6cm
34cmを6で割るとおよそ5.7cmで、「約6cm」はこの計算値とほぼ一致します。肘関節部・前腕に用いる5裂よりさらに細く、手部・足部に使われる幅です。
✓ 4. 正しい(複数正解の一方)
8 裂約3.5cm
34cmを8で割るとおよそ4.3cmで、計算則からは約4cmにあたる裂数です。本問は採点上「複数正解」の措置がとられたため、この組合せも正解として扱われました(措置の理由は「複数の選択肢が正解と考えられるため」)。8裂は最も細く、手指や足趾に用います。
✗ 1. 誤り
4 裂約10cm
4裂の幅は34cm÷4でおよそ8cmです。約10cmは3裂(約11cm)に近い値で、組合せとして合いません。
✗ 2. 誤り
5裂約7.5cm
5裂の幅は34cm÷5でおよそ6.8cmです。約7.5cmは4裂寄りの値で、5裂の幅としては太すぎます。
ポイント
  • 巻軸包帯は幅約33〜34cmの晒を裂いて作る。幅の目安は「34cm÷裂数」。
  • 2裂約17cm、3裂約11cm、4裂約8cm、5裂約6.5〜7cm、6裂約5.5〜6cm、8裂約4cm。
  • 裂数が増えるほど細くなり、細い包帯ほど手指・足趾など細い部位に用いる。
  • 成書により記載値の丸め方に幅があり、本問は採点上「複数正解」の措置で3・4いずれも正解とされた(理由:「複数の選択肢が正解と考えられるため」)。
  • 数値の丸暗記ではなく、割り算の計算則と部位との対応で押さえる。
比較表
裂数幅の目安(34cm÷裂数)主な使用部位
2裂約17cm体幹
3裂約11cm大腿
4裂約8cm上腕・下腿
5裂約6.5〜7cm肘関節部・前腕
6裂約5.5〜6cm手・足
8裂約4cm手指・足趾
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