学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §31 アキレス腱断裂の固定 / QJ33A036
理由で解く 柔道整復師
アキレス腱断裂の保存療法では、最初は足関節を最大底屈位に置き、腱の断端が接した状態から始めて、治癒の進行に合わせて徐々に背屈方向へ角度を戻していきます。
断裂したアキレス腱は、足関節を底屈させると断端どうしが近づきます。そこで初期は尖足位(最大底屈位)で固定し、腱の修復が進むにつれて底屈角度を段階的に減らして直角位に近づけ、最終的に背屈可動域を回復させます。最初から背屈させると断端が離れ、腱が伸びた状態で癒合して底屈筋力が戻りにくくなるため、角度の変更は治癒の進み具合に合わせて計画的に行います。固定期間はおおむね6〜8週が目安で、その後も装具やヒールリフトで保護しながら荷重と歩行を進めます。固定中は足趾の自動運動を積極的に行わせて浮腫を防ぎ、就寝時も固定は外さずに保持します。かゆみや圧迫感、しびれが出た場合は自己判断で外さず来院して調整する、と具体的に伝えておくことが再断裂の予防につながります。
| 時期 | 足関節の肢位 | 指導内容 |
|---|---|---|
| 初期 | 最大底屈位 | 免荷、終日固定、足趾の自動運動 |
| 中期 | 底屈角度を段階的に減らす | ヒールリフトを用いた部分荷重 |
| 後期 | 直角位から背屈可動域を回復 | 全荷重、下腿三頭筋の筋力訓練 |
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