学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §33 足関節外側靱帯損傷の固定 / QJ33A037
理由で解く 柔道整復師
足関節外側靱帯損傷では、距骨が距腿関節に最も安定して収まる背屈0度(直角位)で固定します。
外側靱帯のうち最も損傷しやすい前距腓靱帯は、足関節底屈位で緊張し、内がえしが加わると断裂します。つまり底屈位で固定すると損傷した靱帯が引き伸ばされ、断端が離れたまま治癒しようとします。加えて距骨滑車は前方が広く後方が狭い形をしているため、底屈位では狭い後方部が関節窩に入って関節のはまりが緩くなり、内がえしに対して不安定になります。背屈0度に保てば幅の広い前方部が関節窩にしっかりはまり、距骨の動揺が抑えられ、前距腓靱帯も緩んで断端が接近します。歩行を再開するうえでも直角位は実用的な肢位です。固定は軽度外がえしを加えると外側靱帯にさらに有利で、腫脹が引くまではRICE処置を併用し、その後は腓骨筋群の強化とバランス訓練で再受傷を防ぎます。
| 損傷 | 固定肢位 | 理由 |
|---|---|---|
| 足関節外側靱帯損傷 | 背屈0度(+軽度外がえし) | 距腿関節が安定し、前距腓靱帯が緩む |
| アキレス腱断裂 | 最大底屈位から段階的に背屈へ | 腱の断端を接触させる |
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