学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §29 膝関節内側側副靱帯損傷の固定 / QJ33A034
理由で解く 柔道整復師
「誤っているのはどれか」を問う設問です。内側側副靱帯(MCL)の固定は軽度屈曲位で行うため、「伸展位で固定する」が答えになります。
MCLは膝伸展位で最も緊張する靱帯です。伸展位のまま固定すると損傷した線維が引き伸ばされ続け、痛みが強く、断端が離れた状態で治癒しようとするため回復に不利になります。そこで膝をおよそ20〜30度の軽度屈曲位に置き、靱帯の緊張を緩めて断端を近づけた状態で保持します。急性期はまずRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)で腫脹と疼痛を抑え、動揺性がある例では免荷を指示して松葉杖などを併用します。回復期には大腿四頭筋、とくに内側広筋やハムストリングスの運動療法を進め、固定による筋萎縮と膝の不安定感を残さないようにします。固定中も足関節や足趾の運動、大腿四頭筋のセッティングなど、患部に負担をかけない範囲の運動は積極的に行わせるのが実際の指導になります。
| 時期 | 主な対応 |
|---|---|
| 急性期 | RICE処置、軽度屈曲位での固定、動揺があれば免荷 |
| 固定期 | 足趾・足関節の運動、大腿四頭筋セッティングで萎縮予防 |
| 回復期 | 可動域訓練、大腿四頭筋・ハムストリングスの強化、段階的な荷重とスポーツ復帰 |
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