学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §21 肘内障の診察および整復 / QJ33A024
理由で解く 柔道整復師
肘内障は幼児の橈骨頭亜脱臼で、輪状帯が腕橈関節に滑り込むことで起こります。輪状帯が深く嵌頓した場合は整復に抵抗があり、困難になることがあるとされます。
好発は1〜4歳ごろで、輪状帯がまだ薄く橈骨頭も未発達なため、前腕回内位で手を急に引かれると橈骨頭が輪状帯からわずかに抜け、輪状帯の一部が橈骨頭と上腕骨小頭の間に入り込みます。腫脹や変形はほとんど目立たず、児は前腕回内・肘軽度屈曲位で上肢を下げたままにして動かそうとすると泣く、という様子が典型です。整復は回外法や回内法で行い、多くは短時間で改善して腕を挙げるようになりますが、輪状帯の嵌頓が深いと抵抗を感じたり複数回の操作を要したりすると説明されます。整復後は児が上方の物を自分で取れるかを確認し、腫脹や変形がある場合、あるいは整復操作を繰り返しても改善しない場合は、骨折など別の病態を想定して医師の診察につなげます。
| 肘内障 | 上腕骨顆上骨折 | |
|---|---|---|
| 年齢 | 1〜4歳が中心 | 学童期に多い |
| 機序 | 回内位での牽引 | 転倒して手をつく(過伸展) |
| 腫脹・変形 | ほとんどない | 著明 |
| 対応 | 整復操作で改善することが多い | 固定のうえ医師の診察・画像評価 |
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