学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §14 肋骨骨折の固定 / QJ33A016
理由で解く 柔道整復師
肋骨骨折の固定は坐位で行い、術者が背方、助手が患者の前方に立って介助する。息を吐かせた呼気の終わりで止めさせて巻くのが基本。正答は2。
肋骨骨折では呼吸のたびに骨折部が動いて痛むため、胸郭の動きをある程度抑える固定を行う。絆創膏固定、さらし包帯、バストバンドなどを用い、最大呼気位(十分に息を吐かせた状態)で止めさせて巻く。呼気位で巻いておけば、その後に胸郭が広がろうとしても固定材が抑えとなり、骨折部の動揺と疼痛が減る。逆に吸気位で巻くと、息を吐いたときに固定が緩んで役に立たない。術者は患側の背方に位置し、助手は患者の前方に立って絆創膏やさらしの端を受け渡しながら、顔色と呼吸の様子を見る。固定期間はおおむね3週間。締めすぎは換気を妨げるので、呼吸そのものは行える強さに調節する。固定後は呼吸困難、皮下気腫、血痰、チアノーゼ、胸痛の増強といった血気胸・肺損傷を疑う変化がないかを観察し、あれば直ちに医師の診察につなぐ。
| 項目 | 正しい対応 | 理由 |
|---|---|---|
| 巻くタイミング | 呼気の終わり(息を吐かせて止める) | その後の胸郭拡大を抑えられる |
| 助手の位置 | 患者の前方 | 材料の受け渡しがしやすく、顔色・呼吸も見られる |
| 固定期間 | およそ3週間 | 長すぎると呼吸機能・肩関節可動域に影響 |
| 固定の強さ | 胸郭の動きは抑え、呼吸は妨げない | 締めすぎは換気低下・無気肺の原因 |
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