学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §14 肋骨骨折の固定 / QJ33A014
理由で解く 柔道整復師
肋骨骨折の固定は呼吸を止めない程度の軽い圧迫。胸郭を硬く固めるギプス包帯は適さない。
固定の目的は、呼吸に伴う骨折部の動きを減らして疼痛を和らげることにある。さらし、非伸縮性絆創膏、バストバンドなどで、呼気の状態に合わせて胸郭を軽く締める。胸郭を硬性材料で固めると換気量が落ちて無気肺や肺炎などの合併症を招きやすく、皮膚障害も生じる。さらに胸郭は呼吸のたびに形が変わるためギプスは適合せず、皮下気腫や気胸・血胸の出現といった変化を観察することもできなくなる。呼吸苦、チアノーゼ、血痰、皮下気腫があれば固定より先に医師の診察につなぐ。
| 材料 | 適否 | 理由 |
|---|---|---|
| さらし | 適 | 幅広く均等に圧迫でき調整しやすい |
| 非伸縮性絆創膏 | 適 | 呼気位で貼り骨折部の動きを抑える |
| バストバンド | 適 | 締め具合を調整でき装着が簡単 |
| ギプス包帯 | 不適 | 胸郭を硬く固め換気を妨げ、観察もできない |
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