学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §2 医療過誤とリスクマネジメント / QJ33A002
理由で解く 柔道整復師
人為的なインシデントの要因は「欠陥」「錯覚」「不足」のように、人の側のずれや不備を指す。「遵守」は決められた手順を守る行動そのもので、むしろインシデントを防ぐ側にある。よって3が答え。
インシデント(ヒヤリ・ハット)とは、実害には至らなかったが一歩間違えば事故になっていた出来事をいい、実際に害が生じたものをアクシデント(事故)と呼ぶ。原因を、人に関わるもの(知識・技術の欠陥や不足、確認行為の欠落、思い込みや見間違いによる錯覚)と、設備・環境に関わるものに分けて整理すると対策が立てやすい。この設問は「人為的なインシデントでないのはどれか」という否定形なので、人の側の要因として当てはまらないものを選ぶ。起きた出来事は個人を責める材料ではなく、報告して共有し、手順そのものを直すための情報として扱う。報告しやすい雰囲気があるほど、次の事故は減る。
| 要因(人の側) | 起こりやすい場面 | 取れる対策 |
|---|---|---|
| 欠陥 | 知識・技術の欠陥、確認行為の欠落 | 研修で知識と手技を補う/チェックリストを手順に組み込む |
| 錯覚 | 同姓の患者、左右の取り違え | 本人に名乗ってもらう/左右を一緒に確認 |
| 不足 | 経験の浅い手技、繁忙時の注意力低下 | 研修、応援を頼める体制 |
| 遵守 | ——(要因ではない) | 守れる仕組みづくりで事故を減らす |
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