学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ32P084
理由で解く 柔道整復師
この設問は「膝蓋骨骨折で誤っているもの」を選ぶ問題。粉砕骨折(星状骨折)が生じるのは膝を直接打つ直達外力の場合で、介達外力では横骨折となる。したがって2が誤りである。
膝蓋骨は大腿四頭筋腱と膝蓋腱の間に挟まれた種子骨で、力の受け方によって折れ方が変わる。転倒して膝を床にぶつけるような直達外力では、外から一点に集中した力が骨を割るため粉砕骨折になりやすく、その分、膝蓋支帯の損傷は軽く、骨片の離開は少ない。逆に、膝屈曲位で大腿四頭筋が急激に収縮する介達外力では、上下に引き裂かれる形で横骨折となり、両側の膝蓋支帯まで断裂していると上方骨片が四頭筋に強く引かれて大きく離開する。診察では膝の自動伸展の可否が重要で、支帯が保たれていれば伸展できることがあるため「伸展できる=骨折なし」と判断しないよう注意する。骨折を疑ったら膝伸展位で固定し、画像評価につなぐ。二分膝蓋骨は骨折と紛らわしいので、辺縁の性状や両側性かどうかを含めて鑑別する。
| 項目 | 直達外力 | 介達外力 |
|---|---|---|
| 受傷機転 | 膝を打つ・膝から転倒 | 膝屈曲位での大腿四頭筋の急激な収縮 |
| 骨折型 | 粉砕(星状)骨折 | 横骨折 |
| 膝蓋支帯 | 損傷は軽度 | 断裂を伴いやすい |
| 骨片の離開 | 少ない | 大きい(支帯断裂時) |
| 自動伸展 | 可能なことがある | 支帯断裂があれば不能 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。