学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §11 止血 / QJ32P053
理由で解く 柔道整復師
出血への対応は、まず「どこから出ているか」と「動脈性か静脈性か」を見分けることから始まります。四肢の比較的太い動脈からの出血で直接圧迫が効かないときに緊縛法(止血帯法)を用いるという組合せが正しい記述です。
出血の性状は血管の種類で決まります。動脈性出血は心拍に同期して鮮紅色の血液が拍動性に噴出し、短時間で大量に失われます。静脈性出血は暗赤色の血液が持続的にじわじわ湧き出るように流れ出ます。毛細血管性出血は創面全体からにじみ出ます。止血の第一歩は例外なく直接圧迫止血で、清潔なガーゼやパッドを当てて出血点を強く押さえ、可能なら患部を心臓より高く挙上します。それでも制御できない四肢の太い動脈性出血に限って、緊縛法(止血帯法)を選択します。緊縛法では幅3cm以上の帯を用いて出血部より中枢側を締め、装着時刻を必ず記録し、そのまま速やかに医療機関へ搬送します。細い紐やロープで締めると組織や神経を局所的に損傷するため用いません。
| 吐血 | 喀血 | |
|---|---|---|
| 出血源 | 上部消化管(食道・胃・十二指腸) | 気管・気管支・肺 |
| 出かた | 嘔吐とともに | 咳とともに |
| 色調・性状 | 暗赤色〜コーヒー残渣様、食物残渣が混じる | 鮮紅色、泡沫状 |
| 随伴 | 心窩部痛、黒色便(タール便) | 呼吸器症状、喘鳴 |
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