学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §9 麻酔 / QJ32P052
理由で解く 柔道整復師
ラリンジアルマスクは声門の上に置く気道確保器具で、気管内を密閉しません。そのため誤嚥や誤嚥性肺炎を防ぐことはできません。
全身麻酔中の気道確保には、フェイスマスク換気、声門上器具であるラリンジアルマスク、そしてカフ付きチューブを気管内に入れる気管挿管があります。ラリンジアルマスクは咽頭でカフを膨らませて喉頭の入口を覆うだけなので、挿入が容易で咽頭痛も少なく短時間手術に向く一方、胃内容が逆流すれば気管へ流れ込みうる構造です。確実に誤嚥を防ぎたい場合はカフ付き気管チューブによる気管挿管が必要で、絶食が守れていない患者や腸閉塞、緊急手術では迅速導入と気管挿管が選択されます。麻酔管理では、こうした器具ごとの「できること・できないこと」を理解して選ぶことが安全につながります。
| ラリンジアルマスク | 気管挿管(カフ付きチューブ) | |
|---|---|---|
| 留置部位 | 喉頭の上(声門上) | 気管内(声門下) |
| 誤嚥の予防 | できない | できる |
| 挿入の容易さ | 容易、喉頭鏡が不要 | 手技と器具が必要 |
| 向く場面 | 短時間・低リスクの待機手術 | フルストマック、腹腔内手術、長時間手術、緊急 |
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