学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §8 診察各論 感覚検査 / QJ32P031
理由で解く 柔道整復師
振動覚は触圧覚・位置覚とともに脊髄後索を上行する深部感覚である。したがって「振動覚—脊髄後索」の組合せが正しく、正解は2。
感覚の伝導路は2系統に分けて覚えるとよい。①後索‐内側毛帯路は、識別性触圧覚・振動覚・位置覚を伝え、同側の後索を上行して延髄の後索核でニューロンを交代し、そこで対側へ交叉して視床を経て頭頂葉の一次体性感覚野に達する。②外側脊髄視床路は、痛覚・温度覚を伝え、脊髄に入った高さで交叉して対側を上行する。顔面の痛覚・温度覚・触覚は三叉神経が担い、顔面神経は表情筋の運動と舌前3分の2の味覚などが主な働きである。上肢では小指側(第5指と第4指尺側)の感覚を尺骨神経が、母指側の掌側を主に正中神経が支配する。2点識別覚は一次体性感覚野を含む頭頂葉で処理される高次の識別感覚で、前頭葉は運動の企画や人格・行動の制御を担う。
| 感覚 | 伝導路・担当 | 交叉する高さ/障害でみる所見 |
|---|---|---|
| 振動覚・位置覚 | 脊髄後索‐内側毛帯路 | 延髄で交叉/ロンベルグ徴候陽性 |
| 痛覚・温度覚(体幹四肢) | 外側脊髄視床路 | 入った高さで交叉/解離性感覚障害 |
| 顔面の痛覚・触覚 | 三叉神経 | 顔面の感覚低下、角膜反射の消失 |
| 小指の感覚 | 尺骨神経 | 小指・環指尺側のしびれ、鷲手 |
| 2点識別覚 | 頭頂葉(体性感覚野〜連合野) | 複合感覚の障害 |
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