学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §7 診察各論 生命徴候 / QJ32P030
理由で解く 柔道整復師
スポーツ心臓では鍛錬により一回拍出量が増えるため、同じ心拍出量を少ない心拍数でまかなえるようになる。その結果、安静時には徐脈となるので正解は2。
持久的なトレーニングを続けると、心筋が生理的に肥大し心室内腔も拡大して、1回の収縮で送り出せる血液量(一回拍出量)が増える。心拍出量=一回拍出量×心拍数という関係から、一回拍出量が増えれば安静時の心拍数は下がる。さらに、鍛錬者では迷走神経(副交感神経)の緊張が高まることも徐脈に働く。安静時心拍数が40〜50/分程度になることもあるが、運動能力は保たれており、自覚症状がなければ病的なものではない。ただし、失神・胸痛・運動時の異常な息切れなどを伴う場合は、病的な徐脈や心筋症との鑑別が必要なので、医療機関での心電図・心エコー評価につなげる。
| 脈の異常 | 意味 | 代表的な病態 |
|---|---|---|
| 頻脈 | 心拍数の増加(成人で100/分以上) | 発熱、貧血、脱水、甲状腺機能亢進症、心不全 |
| 徐脈 | 心拍数の減少(成人で60/分未満) | スポーツ心臓、房室ブロック、甲状腺機能低下症 |
| 速脈・大脈 | 立ち上がりが急、脈圧大 | 大動脈弁閉鎖不全症 |
| 遅脈・小脈 | 立ち上がりが緩やか、脈圧小 | 大動脈弁狭窄症 |
| 奇脈 | 吸気時に脈が弱くなる | 心タンポナーデ、収縮性心膜炎 |
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