学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §6 診察各論 触診 / QJ32P029
理由で解く 柔道整復師
リンパ節腫脹は、感染・炎症・腫瘍などにリンパ組織が反応したときに起こる。心筋梗塞は心筋の虚血壊死でありリンパ節腫脹をきたさないため、正解は3。
リンパ節は所属領域から流れてくるリンパを濾過する関所であり、そこに病原体や腫瘍細胞が到達するとリンパ球やマクロファージが増殖して腫れる。原因は大きく、①感染(細菌・ウイルス・結核など)、②悪性腫瘍(リンパ行性転移および悪性リンパ腫・白血病)、③膠原病などの免疫異常に分けられる。触知したら、部位・大きさ・硬さ・可動性・圧痛の有無・局所性か全身性かを確認する。急性感染では軟らかく圧痛があり可動性は良好、悪性腫瘍の転移では硬く可動性に乏しく無痛のことが多いという違いが鑑別に役立つ。硬く可動性の乏しいリンパ節や、原因不明で持続する腫脹は、医療機関での精査につなげる。
| 原因 | 代表疾患 | リンパ節の性状 |
|---|---|---|
| 急性細菌感染 | 扁桃炎、化膿性感染 | 軟らかい、圧痛あり、可動性良好、局所性 |
| ウイルス感染 | 伝染性単核症、風疹 | 全身性、圧痛は軽度 |
| 慢性感染 | 結核 | 数珠状、癒合、自壊・瘻孔形成 |
| 悪性腫瘍 | 癌の転移、悪性リンパ腫 | 硬い、無痛、可動性不良 |
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