学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §2 公衆衛生 / QJ32P004
理由で解く 柔道整復師
胃癌の主要な危険因子はヘリコバクター・ピロリの持続感染である。感染症と癌の対応は「1対1」で覚えると得点源になる。
ピロリ菌に持続感染すると、慢性胃炎 → 萎縮性胃炎 → 腸上皮化生 → 胃癌という発癌の道筋が進む。国際がん研究機関(IARC)はピロリ菌をヒトに対する発癌性が確実なグループ1に分類しており、除菌治療によって胃癌の発生が減ることも示されている。日本の胃癌の多くはこの感染を背景としており、減塩・禁煙とあわせて除菌が予防の柱になっている。感染性因子と癌の組合せは、肝炎ウイルス(HBV・HCV)→肝細胞癌、ヒトパピローマウイルス(HPV)→子宮頸癌、EBウイルス→上咽頭癌・バーキットリンパ腫、HTLV-1→成人T細胞白血病、というセットで整理しておけば、この形式の設問は一気に処理できる。
| 感染性因子 | 主に関連する癌 |
|---|---|
| ヘリコバクター・ピロリ | 胃癌(胃MALTリンパ腫) |
| B型・C型肝炎ウイルス | 肝細胞癌 |
| ヒトパピローマウイルス(HPV) | 子宮頸癌、中咽頭癌 |
| EBウイルス | 上咽頭癌、バーキットリンパ腫 |
| HTLV-1 | 成人T細胞白血病 |
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