学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §2 血液 / QJ32A093
理由で解く 柔道整復師
血小板の産生を促すのはトロンボポエチンである。主に肝臓で作られ、巨核球の増殖・成熟を促して血小板の産生量を増やす。
造血因子は「どの系統を増やすか」で名前が対応していると考えると整理しやすい。赤血球系はエリスロポエチン(主に腎臓の尿細管間質細胞が低酸素に応じて産生)、好中球などの顆粒球系はG-CSF、単球・マクロファージ系はM-CSF、そして血小板系がトロンボポエチンである。トロンボポエチンは造血幹細胞から巨核球への分化と巨核球の成熟(核内倍加による多核化)を進め、成熟した巨核球の細胞質がちぎれて血小板が生まれる。血中トロンボポエチンは血小板や巨核球の受容体(c-Mpl)に結合して消費されるため、血小板が減ると相対的に遊離濃度が上がり産生が促されるという自動調節が働く。フィブリノゲンは凝固因子であって造血因子ではない点が本問の要である。
| 因子 | 主な産生部位 | 増やす細胞 |
|---|---|---|
| トロンボポエチン | 肝臓 | 巨核球 → 血小板 |
| エリスロポエチン | 腎臓 | 赤芽球 → 赤血球 |
| G-CSF | マクロファージ・線維芽細胞など | 顆粒球(好中球) |
| M-CSF | 線維芽細胞・内皮細胞など | 単球・マクロファージ |
| フィブリノゲン(参考) | 肝臓 | —(凝固第I因子) |
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