学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ32A089
理由で解く 柔道整復師
インスリンによってグルコースの取り込みが促進されるのは、糖輸送担体GLUT4をもつ組織、すなわち脂肪細胞・骨格筋・心筋である。選択肢では脂肪細胞が該当する。
GLUT4は普段は細胞内の小胞にしまわれている。インスリンが受容体に結合すると細胞内シグナル(PI3K経路)が働き、GLUT4を含む小胞が細胞膜へ移動して融合する(トランスロケーション)。その結果、膜上の輸送担体が一気に増えてグルコースが濃度勾配に従って流れ込む。逆に言えば、GLUT4以外の輸送担体しかもたない細胞はインスリンがあってもなくても取り込み量が変わらない。赤血球・脳・肝臓はGLUT1やGLUT2、GLUT3といった常時膜上にある担体を使い、小腸や腎尿細管の管腔側はNa⁺と共輸送するSGLTを使う。「インスリン依存=GLUT4=筋肉と脂肪」と結びつけて覚えるとよい。
| 組織 | 輸送担体 | インスリン依存性 |
|---|---|---|
| 骨格筋・心筋・脂肪細胞 | GLUT4 | あり |
| 赤血球・脳 | GLUT1・GLUT3 | なし |
| 肝細胞・膵β細胞 | GLUT2 | なし |
| 小腸上皮(管腔側) | SGLT1(Na⁺共輸送) | なし |
| 腎近位尿細管(管腔側) | SGLT2・SGLT1 | なし |
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