学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ32A082
理由で解く 柔道整復師
活動電位は、閾値を超えれば刺激の強さによらず常に一定の大きさで生じ、超えなければまったく生じません。この性質が全か無かの法則で、正答は2です。
静止膜電位の状態から刺激で脱分極が進み、閾値に達すると電位依存性ナトリウムチャネルが一斉に開いてナトリウムが流入し、スパイク状の活動電位が立ち上がります。この引き金は開くか開かないかの二択なので、刺激をいくら強くしてもスパイクの高さは変わりません。では強い刺激をどう表すかというと、発火の頻度(単位時間あたりの活動電位の数)で符号化されます。脱分極の最中はナトリウムチャネルが不活性化しており、どんな刺激にも応じない絶対不応期があり、続く相対不応期では通常より強い刺激なら発火します。この不応期があることで興奮の頻度に上限ができ、興奮が来た道を逆戻りしません。また軸索は髄鞘や周囲の組織液によって電気的に隔てられ、興奮が隣の軸索へ飛び移ることはありません(絶縁性伝導)。伝導速度は軸索が太いほど速く(内部抵抗が小さいため)、髄鞘があれば跳躍伝導でさらに速くなります。
| 選択肢の主張 | 実際 | 理由 |
|---|---|---|
| 不応期はない | 絶対不応期・相対不応期がある | Naチャネルの不活性化 |
| 全か無かの法則に従う | そのとおり | 閾値を超えるとチャネルが一斉に開く |
| 隣接する別の軸索に伝わる | 伝わらない | 絶縁性伝導 |
| 細いほど速く伝わる | 太いほど速い | 内部抵抗が小さい。有髄なら跳躍伝導 |
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