学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ32A083
理由で解く 柔道整復師
ブローカ野は前頭葉の下前頭回(弁蓋部・三角部)にある運動性言語中枢で、多くは左半球に位置する。言語のプランを一次運動野(顔面・口唇・舌・喉頭の領域)へ送り出すのが役割である。
言語に関わる2大領域は、「聞いて分かる」ウェルニッケ野(側頭葉上側頭回後部=感覚性言語中枢)と、「組み立てて話す」ブローカ野(前頭葉=運動性言語中枢)に分けられる。両者は弓状束で連絡し、ウェルニッケ野で理解・選択された語がブローカ野で発話プログラムに変換され、そこから運動性皮質を経て構音筋へ指令が下る。ブローカ野が障害されると、言われた内容は理解できるのに言葉が出にくい非流暢性の運動性失語(ブローカ失語)となり、努力性・電文体の発話や復唱の障害がみられる。一方ウェルニッケ野の障害では、流暢に話すのに意味が通らず理解も悪い感覚性失語となる。「前は出す(運動)、後ろは分かる(感覚)」と場所と機能を結びつけて覚えるとよい。
| ブローカ野 | ウェルニッケ野 | |
|---|---|---|
| 部位 | 前頭葉・下前頭回 | 側頭葉・上側頭回後部 |
| 機能 | 運動性言語中枢(話す準備) | 感覚性言語中枢(意味の理解) |
| 主な出力・入力 | 一次運動野へ出力 | 聴覚連合野から入力 |
| 障害時の発話 | 非流暢・努力性 | 流暢だが内容が乏しい |
| 障害時の理解 | 比較的保たれる | 強く障害される |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。