学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ31A091
理由で解く 柔道整復師
射精は下腹神経(交感神経)のα受容体を介して起こる。骨盤内の他の反射は副交感神経が実行役である。
男性の性機能は「勃起は副交感、射精は交感」と役割がはっきり分かれている。勃起では仙髄(S2〜S4)から出る骨盤内臓神経(副交感)が働き、一酸化窒素によって陰茎海綿体の血管平滑筋が弛緩して血液が流れ込む。射精では上位腰髄から出る下腹神経(交感)が精管・精嚢・前立腺の平滑筋をα₁受容体を介して収縮させて精液を尿道へ送り出し、同時に内尿道括約筋を締めて膀胱への逆流を防ぐ。骨盤内の反射は排尿・排便を含め多くが副交感優位で起こるため、交感神経のα受容体で起こる反射として射精が際立つ、という形で覚えると選びやすい。
| 機能 | 担当する神経 | 受容体・伝達物質 |
|---|---|---|
| 勃起 | 骨盤内臓神経(副交感、S2〜S4) | 一酸化窒素による血管平滑筋の弛緩 |
| 射精 | 下腹神経(交感、上位腰髄) | α₁受容体による平滑筋の収縮 |
| 排尿 | 骨盤内臓神経(副交感) | ムスカリン受容体による排尿筋の収縮 |
| 蓄尿 | 下腹神経(交感) | β₃で排尿筋弛緩、α₁で内尿道括約筋収縮 |
| 排便 | 骨盤内臓神経(副交感) | 直腸収縮と内肛門括約筋の弛緩 |
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