学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ32A081
理由で解く 柔道整復師
筋細胞膜(筋鞘)に生じた活動電位を筋線維の深部まで引き込むのは横行小管(T管)である。T管は筋鞘そのものが細胞内へ落ち込んでできた管なので、膜の電気信号をそのまま奥へ運べる。
骨格筋の興奮収縮連関は「筋鞘 → T管 → 筋小胞体からのCa²⁺放出 → トロポニンCへの結合 → アクチン・ミオシンの滑り込み」という一本道で進む。T管が筋小胞体の終末槽と両側から接する部分を三つ組(トライアド)といい、ここでT管膜の電位センサー(ジヒドロピリジン受容体)が脱分極を感知し、機械的に連結した筋小胞体膜のリアノジン受容体を開いてCa²⁺を細胞質へ放出する。この仕組みがあるおかげで、直径の太い筋線維でも表層と中心部がほぼ同時に収縮できる。役割を「電気を運ぶ管=T管」「Ca²⁺をためて放つ袋=筋小胞体」と分けて覚えると、この種の設問で迷わなくなる。
| 構造 | 正体 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 横行小管(T管) | 筋鞘の陥入(細胞膜の続き) | 活動電位を筋線維深部へ伝える |
| 筋小胞体 | 滑面小胞体 | Ca²⁺の貯蔵・放出・再取り込み |
| 神経線維 | 運動ニューロンの軸索 | 終板まで興奮を運び、ACh放出で筋へ伝達 |
| ミトコンドリア | 細胞小器官 | ATP産生(収縮・弛緩のエネルギー源) |
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