学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ32A072
理由で解く 柔道整復師

正答は視床です。大脳の断面では、内包を境にして内側後方に視床、外側にレンズ核(被殻・淡蒼球)が並ぶという位置関係が同定の決め手になります。
大脳の水平断でみると、内包が前脚・膝・後脚と「<」の字に走り、それを目印に灰白質を振り分けられます(前頭断であれば内包は上外方から下内方へ向かう帯として現れるので、前後の関係を上下・内外の関係に読み替えます)。内包の外側にあるのがレンズ核で、その外側部が被殻、内側部が淡蒼球です。水平断では内包の内側で、前方に尾状核頭、後方に視床が位置します。視床は間脳に属する大きな灰白質塊で、第三脳室の外側壁をつくり、嗅覚を除くすべての感覚を大脳皮質へ中継します。これに対して尾状核・被殻・淡蒼球は大脳基底核として運動の調節に関わり、尾状核+被殻を線条体、被殻+淡蒼球をレンズ核とまとめる組み合わせも頻出です。断面を見るときは「内包を先に見つけ、その内側か外側か」で分類する手順を身につけましょう。
| 構造 | 所属 | 内包との位置関係 | 主なはたらき |
|---|---|---|---|
| 視床 | 間脳 | 後脚の内側(第三脳室の外側壁) | 嗅覚以外の感覚の中継 |
| 尾状核 | 大脳基底核(終脳) | 前脚の内側、側脳室に沿ってC字状 | 被殻とともに線条体を構成、運動調節の入力部 |
| 被殻 | 大脳基底核(終脳) | 外側(レンズ核の外側部) | 大脳皮質からの入力を受ける |
| 淡蒼球 | 大脳基底核(レンズ核の内側部) | 外側(被殻より内側) | 基底核の出力部、視床へ投射 |
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