学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ32A071
理由で解く 柔道整復師
海馬は側頭葉の内側面にあり、側脳室下角の壁をつくる部分です。正答は3です。
海馬は大脳辺縁系に属し、歯状回・海馬台とともに海馬体を構成します。その役割は、新しい出来事の記憶(エピソード記憶)を一時的に保持して大脳皮質へ定着させることで、いわば記憶の入口にあたります。出力線維は海馬采から脳弓を経て乳頭体に達し、視床前核・帯状回を巡ってふたたび海馬へ戻るパペッツ回路をつくります。この経路が両側で障害されると、昔のことは覚えているのに新しいことを覚えられない前向性健忘となります。アルツハイマー型認知症で最初に萎縮が目立つのも海馬であり、単純ヘルペス脳炎が側頭葉内側を好んで侵すのも同じ場所です。「記憶の障害=側頭葉内側」と結びつけて覚えてください。
| 脳葉 | おもな機能領域 |
|---|---|
| 前頭葉 | 一次運動野(中心前回)、運動性言語中枢(ブローカ野)、前頭連合野 |
| 頭頂葉 | 一次体性感覚野(中心後回)、頭頂連合野(空間認知) |
| 側頭葉 | 聴覚野、感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)、海馬・扁桃体(内側面) |
| 後頭葉 | 一次視覚野(鳥距溝周辺) |
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