学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §6 泌尿器系 / QJ32A067
理由で解く 柔道整復師
ヘンレのワナ(ヘンレ係蹄)は皮質から髄質へ下行し、ヘアピン状に折り返して皮質へ戻る部分で、その本体は髄質にあります。腎小体と2つの曲尿細管はいずれも皮質に位置します。
ネフロン(腎単位)は腎小体(糸球体+ボーマン嚢)と尿細管からなり、皮質にある腎小体でろ過された原尿が、近位曲尿細管 → 近位直尿細管 → ヘンレのワナ(下行脚・上行脚)→ 遠位直尿細管 → 遠位曲尿細管 → 集合管の順に流れます。名前に「曲」がつくものは皮質でくねくねと走り、「直」がつくものは髄質へまっすぐ向かう、と対応づけると位置を取り違えません。髄質ではヘンレのワナと集合管、および直細動脈・直細静脈(あわせて直血管、vasa recta)が平行に並び、この配置が対向流増幅系による尿の濃縮を可能にしています。集合管は最終的に乳頭管となって腎乳頭の先端で腎杯に開き、尿を腎盂へ送ります。
| 構造 | 存在部位 | 主なはたらき |
|---|---|---|
| ボーマン嚢(腎小体) | 皮質 | 糸球体でのろ過、原尿の受け皿 |
| 近位曲尿細管 | 皮質 | グルコース・アミノ酸・Na⁺・水の大量再吸収 |
| ヘンレのワナ | 髄質 | 下行脚で水の再吸収、上行脚でNa⁺・Cl⁻再吸収 → 髄質の浸透圧勾配形成 |
| 遠位曲尿細管 | 皮質 | アルドステロンによるNa⁺再吸収調節、緻密斑を形成 |
| 集合管 | 皮質〜髄質 | バソプレシンによる水の再吸収、尿の最終濃縮 |
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