学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ32A068
理由で解く 柔道整復師
尿道球腺(カウパー腺)は尿生殖隔膜の中にあります。男性生殖器の位置関係は、精子の通り道(精路)と付属腺を分けて並べると整理できます。
まず精路(精子が実際に通る道)は、精巣 → 精巣上体(精巣の後面に帽子のように乗る)→ 精管 → 射精管 → 前立腺部尿道 → 尿道 という一本道です。次に付属腺が3つ、精嚢・前立腺・尿道球腺。これらは分泌液を加えるだけで、精子が腺の中を通り抜けるわけではありません。とくに精嚢は膀胱底の後面にあり、その排泄管が精管膨大部と合流して射精管を作ります。つまり精子は精嚢の中を通らず、この合流点から先で精嚢液と混ざります(「精巣→精管→精嚢→射精管」と矢印でつなぐのは誤りです)。前立腺は膀胱の下方で尿道起始部を取り巻き、尿道球腺は尿生殖隔膜内に埋まっています。位置は「膀胱の下が前立腺、膀胱の後ろが精嚢」と一組で覚えると取り違えません。直腸診で直腸前壁越しに触れるのが前立腺で、その上方に精嚢が位置します。尿道球腺は左右一対のエンドウ豆大の腺で、尿生殖隔膜(深会陰横筋の層)の中にあり、導管が球部尿道に開いて粘液性の分泌液を出します。この分泌液が尿道内に残った酸性の尿を中和し、通り道を潤して精子を守ります。
| 器官 | 位置 | 精路/付属腺 | 続く先・開口先 |
|---|---|---|---|
| 精巣上体 | 精巣の後面(上後方) | 精路 | 精管へ続く |
| 精管 | 精索内→骨盤内(膨大部へ) | 精路 | 精嚢管と合流して射精管へ |
| 精嚢 | 膀胱底の後面 | 付属腺(精子は通らない) | 精管膨大部と合流し射精管へ |
| 前立腺 | 膀胱の下方、尿道を取り巻く | 付属腺 | 前立腺部尿道 |
| 尿道球腺 | 尿生殖隔膜内 | 付属腺 | 球部尿道 |
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