学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §3 脈管系(循環器系) / QJ32A059
理由で解く 柔道整復師
大脳動脈輪の構成血管のうち、左右一対でなく正中を横切るのは前交通動脈だけです。
大脳動脈輪(Willis動脈輪)は、内頸動脈系と椎骨脳底動脈系を輪でつなぐ側副路です。輪を構成するのは、前大脳動脈(左右)・前交通動脈(1本)・内頸動脈(左右)・後交通動脈(左右)・後大脳動脈(左右)。この中で「1本しかない」のが前交通動脈で、左右の前大脳動脈を正中でつなぐ短い橋渡しの血管です。ここを押さえるコツは「交通動脈は連結役、前交通は左右をつなぐから正中に1本、後交通は同じ側の前後(内頸動脈と後大脳動脈)をつなぐから左右に1本ずつ」と、つなぐ方向で区別すること。輪があることで、片側の内頸動脈が細くなっても反対側や後方から血流を回せます。前交通動脈は脳動脈瘤の好発部位としても頻出です。なお脳底動脈も正中を上行しますが、本問の選択肢には含まれていません。
| 血管 | 本数 | つなぐ相手/走行 |
|---|---|---|
| 前交通動脈 | 1本(不対) | 左右の前大脳動脈を正中で連結 |
| 前大脳動脈 | 左右一対 | 大脳半球内側面へ |
| 後交通動脈 | 左右一対 | 同側の内頸動脈と後大脳動脈を前後に連結 |
| 後大脳動脈 | 左右一対 | 脳底動脈の終枝、後頭葉へ |
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