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理由で解く 柔道整復師
鵞足は縫工筋・薄筋・半腱様筋の3腱が脛骨粗面の内側に集まってできる停止部です。半腱様筋が該当します。
頭文字で「ホウ・ハク・ハン(縫工・薄・半腱様)」と唱えると3つが一度に入ります。おもしろいのは、この3つが大腿の前・内・後の3区画から1本ずつ集まってくること。そのため支配神経も縫工筋=大腿神経、薄筋=閉鎖神経、半腱様筋=脛骨神経(坐骨神経)と全部違います。神経がバラバラという特徴自体が、そのまま出題ポイントになります。3腱は膝の内側を後方から前方へ回り込んで浅い層で扇状に広がり、鵞鳥の足のような形になるのが名前の由来です。この走行のおかげで、膝の外反・外旋に対する動的な制動として働き、内側側副靱帯を助けます。ここに炎症が起きるのが鵞足炎で、ランナーや膝の外反位が強い人に多く見られます。
| 筋 | 区画 | 神経 | 鵞足 |
|---|---|---|---|
| 縫工筋 | 前 | 大腿神経 | ○ |
| 薄筋 | 内 | 閉鎖神経 | ○ |
| 半腱様筋 | 後 | 脛骨神経 | ○ |
| 内側広筋・中間広筋 | 前 | 大腿神経 | ×(膝蓋腱→脛骨粗面前面) |
| 大内転筋 | 内 | 閉鎖+脛骨神経 | ×(大腿骨に停止) |
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