学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ32A056
理由で解く 柔道整復師
大動脈裂孔を通るのは下行大動脈と胸管です。横隔膜の3孔は「高さ・通過物」をセットで覚えます。
上から順に、大静脈孔(第8胸椎の高さ)=下大静脈+右横隔神経、食道裂孔(第10胸椎)=食道+迷走神経(前・後迷走神経幹)、大動脈裂孔(第12胸椎)=下行大動脈+胸管。高さが「8・10・12」と偶数で並ぶので、名前と一緒に唱えると定着します。ここで押さえたい機序が1つ。大動脈裂孔だけは左右の横隔膜脚と正中弓状靱帯が作る腱性のトンネルで、筋線維が周りを取り巻いていません。だから横隔膜が収縮しても内腔が締まらず、太い動脈と壁の薄い胸管が安全に通れます。逆に食道裂孔は筋性で、右脚の筋線維が食道を締めて逆流を防ぐ弁の役目をします(この締めが緩むと食道裂孔ヘルニアや逆流が起きます)。
| 孔 | 高さ | 通過するもの | 構造 |
|---|---|---|---|
| 大静脈孔 | 第8胸椎 | 下大静脈、右横隔神経 | 腱中心の中(開いたまま) |
| 食道裂孔 | 第10胸椎 | 食道、迷走神経(前・後幹) | 筋性(締まって逆流を防ぐ) |
| 大動脈裂孔 | 第12胸椎 | 下行大動脈、胸管、奇静脈・半奇静脈 | 腱性トンネル(締まらない) |
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