学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §24 上腕二頭筋長頭腱損傷の診察 / QJ32A025
理由で解く 柔道整復師
これは「誤っているもの」を選ぶ設問です。上腕二頭筋長頭腱が摩擦を受けるのは結節間溝と小結節側であり、「大結節との摩擦」という記述が誤りにあたります。
長頭腱は肩甲骨の関節上結節から起こり、関節内を通って結節間溝に入り、上腕横靱帯で溝の中に押さえられています。肩を動かすたびに腱は溝の中を往復するため、溝の縁や小結節側とこすれて摩耗が進みます。中高年では加齢による腱の変性が加わり、重い物を持ち上げた、肩を強く外旋したといった比較的軽い外力でも断裂します。断裂すると腱の近位側の支持を失った筋腹が遠位へ下がり、力こぶが肘寄りに膨隆する「ポパイ変形」が現れます。なお大結節に付くのは棘上筋・棘下筋・小円筋で、長頭腱ではありません。
| 部位 | 付着・通過する構造 |
|---|---|
| 大結節 | 棘上筋・棘下筋・小円筋の停止 |
| 小結節 | 肩甲下筋の停止 |
| 結節間溝 | 上腕二頭筋長頭腱が通過(上腕横靱帯が蓋をする) |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。