学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §24 上腕二頭筋長頭腱損傷の診察 / QJ31A025
理由で解く 柔道整復師
スラップ(SLAP)損傷は、肩関節の上方関節唇が上腕二頭筋長頭腱付着部を含めて前後方向に断裂したものです。断裂部位は上方が答えになります。
SLAPはSuperior Labrum Anterior to Posterior の略で、名称そのものが「上方関節唇の、前方から後方に及ぶ損傷」を表しています。上腕二頭筋長頭腱は関節上結節と上方関節唇に付着するため、投球の後期コッキングからフォロースルーで腱に強い牽引力が加わると、付着部ごと関節唇が剥がれます。転倒して手をついた際の突き上げや、挙上位での牽引でも生じます。症状は投球時痛、肩深部の痛み、引っかかり感やクリックで、肩関節の不安定性が前面に出ないため見逃されやすい損傷です。
| 損傷名 | 関節唇の部位 | 関連する病態 |
|---|---|---|
| SLAP損傷 | 上方(前後に及ぶ) | 上腕二頭筋長頭腱付着部の牽引ストレス、投球障害 |
| バンカート損傷 | 前下方 | 肩関節前方脱臼 |
| 逆バンカート損傷 | 後下方 | 肩関節後方脱臼 |
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