学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §24 上腕二頭筋長頭腱損傷の診察 / QJ30A026
理由で解く 柔道整復師
スピードテストは前腕回外位で行います。したがって「前腕を回内位で行う」が正しくない記述であり、これが設問の答えです。
上腕二頭筋長頭腱は結節間溝を通って関節内へ入り、上腕二頭筋は肘屈曲だけでなく前腕回外にも働きます。そのため肘を伸展し前腕を回外した肢位が長頭腱に最も張力のかかる条件になります。この肢位で患者に肩関節の屈曲(前方挙上)を指示し、検者は一方の手で前腕遠位部に抵抗を加え、もう一方の手で結節間溝部に触れて疼痛が出るかを確かめます。前腕を回内位にすると上腕二頭筋の緊張が緩み、長頭腱への負荷が減って陽性所見を拾えなくなります。判定にあたっては結節間溝部の圧痛やヤーガソンテストの結果も合わせ、疼痛が強い場合は反復せず経過と所見を記録します。
| 項目 | スピードテスト | ヤーガソンテスト |
|---|---|---|
| 肘の肢位 | 伸展位 | 屈曲90度 |
| 前腕の肢位 | 回外位 | 回内位から回外させる |
| 指示する運動 | 肩関節屈曲(前方挙上) | 肘屈曲+前腕回外 |
| 抵抗の位置 | 前腕遠位部 | 手関節部 |
| 陽性所見 | 結節間溝部の疼痛 | 結節間溝部の疼痛(時に弾発) |
| 評価対象 | 上腕二頭筋長頭腱 | 上腕二頭筋長頭腱・横上腕靱帯 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。