学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §24 上腕二頭筋長頭腱損傷の診察 / QJ28A021
理由で解く 柔道整復師
ヤーガソンテストは上腕二頭筋長頭腱の障害をみる検査で、肘90度屈曲・前腕回内位から患者に「前腕を回外してください」と指示し、そこへ検者が抵抗を加える。
上腕二頭筋の作用は肘の屈曲と前腕の回外の2つで、その長頭腱は上腕骨の結節間溝を通り、関節上結節へ付着する。回外に抵抗を加えると長頭腱が強く緊張し、結節間溝のなかで腱と腱鞘がこすれ合う。このとき結節間溝部に疼痛が誘発されれば陽性で、上腕二頭筋長頭腱炎や腱の不安定性(亜脱臼)を疑う。抵抗をかける方向が「回外」であることが要点で、肘屈曲に抵抗するだけでは腱が結節間溝内で受ける負荷は限定的になる。陽性なら結節間溝部の圧痛やスピードテストも併せて確認し、患部の安静と肩の運動指導につなげる。
| 検査・手技 | 開始肢位 | 患者への指示(抵抗方向) | みているもの |
|---|---|---|---|
| ヤーガソンテスト | 肘90度屈曲・前腕回内位 | 前腕の回外 | 上腕二頭筋長頭腱の炎症・不安定性 |
| スピードテスト | 肘伸展・前腕回外位 | 肩関節の屈曲(挙上) | 上腕二頭筋長頭腱の障害 |
| 肘屈曲に抵抗(徒手筋力検査) | 肘屈曲位・前腕回外位 | 肘の屈曲 | 上腕二頭筋そのものの筋力 |
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