学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ31P120
理由で解く 柔道整復師
ロッキングの既往、内側関節裂隙の圧痛、膝蓋跳動(関節水腫)がそろっており、内側半月板損傷を考える。半月板を関節面に挟み込んで疼痛を誘発するステインマンテストが陽性となる。
半月板は大腿骨と脛骨の間でクッションと適合性の調整を担う。内側半月板は内側側副靱帯と結合しているため可動性が乏しく、損傷を受けやすい。本例のように内側側副靱帯損傷の既往があるとこの傾向はさらに強まる。断裂した部分が関節面に挟まり込むと膝を伸ばせなくなるロッキングを起こし、関節裂隙に圧痛が出て、関節内の炎症で水腫が貯留し膝蓋跳動が陽性になる。ステインマンテストは膝屈曲位で下腿を回旋させ、半月板を大腿骨と脛骨の間に挟み込んで疼痛を誘発する検査で、下腿外旋で内側半月板、内旋で外側半月板に負荷がかかる。マックマレーテストやアプレー圧迫テストも同じ発想の検査なので、併せて確認して総合的に判断する。ロッキングを繰り返す例や伸展が戻らない例は医科の画像評価につなぐ。
| 検査法・徴候 | 陽性で疑う病態 | 評価する部位 |
|---|---|---|
| ステインマンテスト | 半月板損傷 | 膝関節 |
| エデンテスト | 胸郭出口症候群(肋鎖症候群) | 頸胸部・上肢 |
| ホーマンズ徴候 | 深部静脈血栓症 | 下腿 |
| ガワーズ徴候 | 近位筋の筋力低下(筋ジストロフィーなど) | 体幹・下肢近位 |
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