学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §9 診察各論 反射検査 / QJ31P031
理由で解く 柔道整復師
深部腱反射の亢進は上位運動ニューロン障害のサインであり、選択肢のうち該当するのは頸髄損傷である。正答は1。
深部腱反射は、筋紡錘→後根→前角細胞→筋という脊髄内の単シナプス反射で、通常は皮質脊髄路などの上位からの抑制を受けている。頸髄損傷のように上位運動ニューロンが障害されるとこの抑制が外れ、損傷レベルより下位の腱反射が亢進し、痙性麻痺・病的反射(バビンスキー徴候)・クローヌスを伴う。一方、反射弓そのものを構成する末梢神経・神経筋接合部・筋が障害される疾患では、反射は低下または消失する。「反射亢進=中枢(上位運動ニューロン)、反射低下・消失=末梢(下位運動ニューロン・筋)」という軸で判断する。
| 疾患 | 障害部位 | 深部腱反射 | 麻痺の型・特徴 |
|---|---|---|---|
| 頸髄損傷 | 上位運動ニューロン(脊髄) | 亢進 | 痙性麻痺、バビンスキー徴候陽性 |
| 重症筋無力症 | 神経筋接合部 | 正常 | 易疲労性、眼瞼下垂、日内変動 |
| 筋ジストロフィー | 筋 | 低下~消失 | 動揺性歩行、ガワーズ徴候 |
| ギラン・バレー症候群 | 末梢神経(脱髄) | 消失 | 上行性の弛緩性麻痺、蛋白細胞解離 |
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