学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §4 呼吸 / QJ31A098
理由で解く 柔道整復師
吸息では横隔膜と外肋間筋が収縮して胸郭が広がり、肺胞内圧が大気圧より低くなる(陰圧化)ため、空気が流れ込む。
安静時の吸息は、横隔膜と外肋間筋の収縮という能動的な過程である。胸郭が広がると胸膜腔内圧は約-5から-8 cmH₂Oへとさらに陰圧になり、これに引かれて肺が広がる。肺胞の容積が増えると肺胞内圧が大気圧より1 cmH₂Oほど低くなり、その圧差によって空気が気道を通って流れ込む。一方、安静時の呼息は筋の弛緩と肺・胸郭の弾性による受動的な過程で、肺胞内圧が大気圧より高くなって空気が押し出される。胸膜腔内圧は安静呼吸のあいだ常に陰圧である点が、呼吸力学の要である。
| 安静時の吸息 | 安静時の呼息 | |
|---|---|---|
| 働く筋 | 横隔膜・外肋間筋が収縮 | 筋は弛緩(受動的) |
| 横隔膜 | 収縮して下降 | 弛緩して挙上 |
| 胸郭の容積 | 拡大 | 縮小 |
| 胸膜腔内圧 | より強い陰圧(約-8 cmH₂O) | 陰圧(約-5 cmH₂O) |
| 肺胞内圧 | 大気圧より低い(陰圧) | 大気圧より高い(陽圧) |
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